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2019年3月1日金曜日

「田舎について都会から来た人が見た意見を聞きたい」に対する回答

都会から来た人の意見が聞きたい、という話しは地域おこし協力隊となった当初はあいさつ代わりというくらいによく言われた。けど、結局それについいて話したことはなかったわけで。だって、それを言う人は人の意見を「聴く」気なんてないのだから、言うだけ時間の無駄だから。

というわけで、これについてブログで独り言として残しておこうかしら、と思った次第。3つにまとめた。

アイデアよりコミットメント

地域活性化界隈の情報を追っているとアイデアコンテストなんてものを散見する。やれ子供やら大学生やらにアイデア出させて活性化にする、といったやつ。あれって、きっとビジネスが成功するために必要なのがアイデアだと思ってるんだよね?まあ、良いアイデアが大きな力になることは間違いないけど、それ以前に必要なことがある。それがコミットメント。

ライ〇ップが「コミット」という言葉を広げてくれたおかげでだいぶ使いやすくなったこの言葉、日本語で簡単に言えば「責任をもってやり切る」ということ。何かを成就させようと思えばこれがないと出来ない。どんなにいいアイデアだって、それをやり切るためには困難が待っているもの。それをやり切ってこそ最終的な成果になる。逆にアイデアに乏しかったとしても、やり切る覚悟でやっていけば結果に繋がるし、たとえダメであっても反省材料を拾い集めることができる。

コミットメントがないから何かやろうとしても自分の好きなことしかしないし、きれいごとしか言わないし、見たくない現実を見ないままにしておく。そして終了、となる。

※そういえば、責任はあるけど責任はとらない、ってハッキリ言ったBull Shitがいたなあ。。。

「聞く」と「聴く」

聞く人はいくらでもいる、でも聴く人はいない。これが結論。
「聞」という字は、門に耳を置いた形をとる。これは入り口に耳を立てて、中に入れるものを耳で選ぶということ。つまり、自分の都合の良いものだけど入れるということだ。それに対し「聴」という字は、耳に十四の心を添えている。

もうこれ以上、説明はいらないよね?

「都会から来た人の視点で意見を云々」と言われた直後に「〇〇なヤツなんでダメだ」なんて話しになったことがあった。「聴く」気なんてサラサラないのだ、と悟った瞬間だった。なんでアンタの機嫌とらなきゃいけなんだよ、と。

足し算引き算

とにかく算数をしない。何か事業をやろうとしたら、いくら仕入れて、いくら販売して、いくら儲ける、を見ないと成就できるかどうかわからない。なのにやらない。

いやまあ、実際にはやってないわけじゃないんだけど、それが事業として成立するのか、成立するためにはどのくらいの数字を達成しなければいけないのか、といったことは誰も考えない。そういうものだと思ってるのだろうか?というか、ここまでそれでやってきていることがスゴい。日本は本当にパラダイスなのではないだろうか?

結論

こんななので、何となくやってみて、うまくいかなければ別のアイデアらしきものを何の計算もなしに始めたりする。人の話しなんて聴かないからやり続ける。結果について足し算引き算しないで続けるから、いつかダメになるのは目に見えてるわけで。

ダメなものに都会も田舎もない。

2018年9月13日木曜日

地域活性化の10年遅れ

最近SNSを眺めていると、地元で頑張ってる(らしい)人が講師を務めるセミナーの告知が目につく。チラ見すれば、たいていはツッコミどころ満載の煽りコピーが並んでいて何とも脱力感を覚えるのであるが、最近は比較的リテラシーの低い若者が地域おこし協力隊などの制度を使って地方に流れてきているので、そういった需要もあるのかもしれない。そこでふと、私が地域おこし協力隊として委嘱された後、最初に出席する羽目になったセミナーのことを思い出した。

内容はほとんど覚えていないのだが、そのセミナーは通年で新商品の開発を身につけるためのプレセミナーのようなもので、早い話しが集客目的だった。成功事例で煽りつつ、Google先生に聞けば教えてくれそうなライトな話題で気を引くような流れ。お役所公認のようだったので露骨で派手なものではなかっせいもあってか煽りも弱く、とても興味を持てるようなものではなかった。そして最後に、1,500円くらいで売っている講師ご自身のビジネス本の紹介(笑)。本を見てみると、あぁ1,500円のライトなビジネス本だねぇ、という印象。今どきこんなので大丈夫なのか?なんて思ったのだが、よくよく考えてみれば、これは地域活性化の現場に10年前に流行ったものが再利用されているのだ、と気づく。

1,500円のビジネス本ブームを巻き起こしたのは神田昌典という人で間違いないであろう。それまでお堅い雰囲気だったビジネス書だったが、氏の本はピンクのカバーに読みやすいポップな文章。当時日本ではあまり知られていなかったエモーショナルマーケティングやダイレクトマーケティングを駆使して大成功を収めた人物が送り出した著書。ゆえに大好評だったようで、私も読んだことがある(はず)。これを皮切りに「即席スター経営者」のような謎の人物が次々と出てきて、軽いビジネス書を出してはセミナーを開いて集客する、という流れが出来ていたように記憶している。私もいくつか手を出したが、ひどいものは「お前ただのオッサンじゃないか!?」みたいなものもあった。先に話した地域活性化のセミナーは、まさに「ただのオッサン」でしかない即席スター地域活性化師?による当時の劣化コピーだった。少なくても当時の私はそう解釈した。

こんなトピックもある。地域活性化界隈のセミナーに行くとほぼ確実にやらされるのが、セミナーのお題について付箋紙に書いて、グループの中で模造紙にペタペタ張り付けてディスカッションする、というやつ。これも10年程度前に東京界隈では随分流行ったように思う。私も自分が担当したセミナーで参加者にやってもらったし、どこぞのセミナーに参加しても、たいてい同様のことをやらされた。この手は3回も経験すると邪魔くさいだけなのだが、学会発表を聞きに行った時にもやらされて辟易だった。蛇足だが、大学が本分を忘れている証左だよ、そんなもの。

地域活性化界隈に話しを戻すと、これらでやられている「付箋紙ペタペタ」は何の目的でやられているのか、いまいち分からない。まあ、チームビルディング、ブレインストーミング、場づくり、気づき、といった言葉が出るのは想像に容易だが、ただ集まった人でこれをやることにどういう意味があるのだろうか?私がセミナーで使ったケースでは、特定の意思決定においてツールとして使うことを提案するもので、参加者にそれなりの説得力を感じてもらえるように導入した。でも、その場限りの知らない人たちとそれやってどうするの?色々端折るが、主催者側がやりたいだけなんじゃないの?

少々脱線気味ではあるが、地域活性化界隈でやられていることの多くは10年以上前に都市部でやられていることの劣化コピーであることが非常に多いように思う。冒頭に挙げたセミナーの類も、そこから集客につなげてビジネスしていくような仕掛けでもあるなら評価するが、ほとんどのものは違うだろう。頑張ってる人の話しを聞いてもらいたい、聞いてみたい、程度の話しだ。まあ、東京でもひどいものだったことは先述の通りだが、地域活性化界隈では、そのひどいものの劣化コピーなわけだ。そういうものに浸っていたい人たちはそれでも良いのかもしれないが、私の周囲の人たちがそういうものに時間を浪費するようなことは、あまり好ましくないのである。

10年前の劣化コピーとは一線を画す取り組みを考え実施していきたい。

2018年7月3日火曜日

馴染みにあった街に地域活性化を感じてしまう

先日、数年ぶりに野毛(横浜市中区)に立ち寄り、散歩と食事をした。

野毛は私が就職する前の約2.5年、アルバイトで頻繁に訪れていたことと、就職後に3年間、近隣に住んでいたことがあったため、とても馴染み深い地区だ。私がいた頃、野毛は「場外馬券場の街」であった。今でもWINSはあるが、当時はむしろ場外馬券場頼みの街だったという印象しかない。飲食店は多いが基本的に馬券購入者を狙ったお店で、殺伐とした雰囲気があった。「洋食キムラ」のような店もあるが例外的だった。JR桜木町駅を反対側に超えれば、そこはみなとみらい21。まさに陰と陽の棲み分けがなされていた。場外馬券場以外では野毛大道芸という名物イベントがあるが、それ以外では大人の男のための街であることは疑いようのないことだったろう。

私が野毛との縁が薄れてきた20年ほど前から、野毛をより良くしようという取り組みは行われていたように思う。「野毛ちかみち」が出来たのはその頃だ。野毛ちかみちが出来る前は、桜木町駅へ向かう長い信号を待たされ、クルマは渋滞が酷かった。野毛ちかみちは「近道」ではないけど、大きな成果を出したインフラだろう。私が野毛に来なくなった後も数年に一度は顔を出したが、来る度に印象が変わっていった。簡単に言えば、来る度にきれいな街になっていったように思う。チェーン店や洒落た店構えの飲食店が増え、通りのレンガも新しくなっていった。野毛が変わっていることは一目瞭然であった。

しかし、今回の訪問ではビックリさせられた。街の雰囲気がビックリするほど変わっていたのだ。訪問したのは平日の19:00頃だったが、やけに増えたオープンテラス?角打ち?で酒を飲む若者グループでいっぱいなのだ。ただ、客が多い店は若者向けの面構えの店で満席に近いくらいであるが、ヒマな店は閑古鳥。そもそも若者グループがたくさんいるシーンは少なかったはずだし、しかも外で卓を囲みますか。商店街を案内する人もいる。もう「ここはどこ?」といった気分だ。殺伐とした雰囲気も感じられなくはない。でもそれは以前の野毛を知っているからこそ昔の面影を感じるのであって、以前の野毛知らない人からすれば若者が闊歩する賑やかな街だろう。この状況を目の当たりにした私の頭によぎった言葉が「地域活性化」であった。

先に述べたように、野毛は場外馬券場の街だった。土日は人でごった返すが平日は大した賑わいはなく、土日もガラの悪さがあった。雰囲気の良い場所に若者が集まるならば、それは野毛の人たちが長年かけて達成した念願だろう。そこで暮らす人たちにとっては徐々に変わる街並みを知らず知らずのうちに理解し今に至ったのだろうから、大きな変化が起きたようには思わないだろう。しかし、時々訪問する者にとっては大きな変化どころか「野毛は変わってしまった」のである。20年前から古びていた街並みは薄まり、流行りを取り入れたつまらない街だ。そう、これが地域活性化なのだ。そこに住む人たちにとっては賑やかになってよろしいのだろうが、私にとってはつまらないこと。地域活性化とは、そういうものなのだろう。

2018年3月18日日曜日

悪徳業者に騙されるな、と言ってる業者が詐欺まがいというITの闇

先日、知り合いの事業者が悪質なホームページ制作会社のぼったくりにあっていた、ということを知った。私の知人が「せいぜい20万程度」と見積もったホームページ作成に数百万を支払い、その後もアクセスが少ないことを理由にページの変更(もちろん有料で)を迫ってくる、といったものだ。それでも値引きしたから被害額は少なく、他では一千万近くやられているようなところもある、などと言っていた。

私がその知り合いから事業の話しを聞いたときには「ネット販売なんて、よくわからないし、いきなり売れても対応できないから関係ない」なんてことを言っていたので、まさかこんなことになっていようとは。。。まあ、ITについてリテラシーが低く、地域活性化の波に乗って儲かっているような事業者は詐欺師から見れば格好の餌食だ。売上が鈍ってきたところにタイミングよく営業をかけてうまいことを言えば、簡単に騙せてしまうのだろう。ネットなんて関係ない、と言っていた事業者がやられてしまうのだからね。

そんなことがあったので、ホームページ作製に関する詐欺についてちょっとだけ眺めてみた。どうやら、一番多いのはリース契約を介したやり方で、リースを噛ますことで解約が困難になるところが悪徳業者にとってはミソのようだ。それに次いで、最初に大きくとった上で、その後はできるだけ搾り取る、というやり方があるらしい。まあ、ホームページ作成が暴○団の関係者のシノギになっているなんて話しは以前から聞く話しだし、手口はいろいろとあるのだろう。

で、こういった情報は別の自称’善良な業者’が「悪徳業者の見分け方」などとしてWebサイトに掲載しているものが結構ある。こういった切り口から集客に結びつけようという意図なのだろうか、散見される。が、しかし、ここで眩暈がするような現実を知ることになろうとは。

悪徳業者を見分けるための情報を掲載している会社のページには、SEO(Search Engine Optimizationの略。検索されやすくすること)について、検索エンジンの画像付きで、このようなことが記載されていた(デフォルメして、かつ要約しています)

あなたは通勤時に寄る病院をキーワード検索するとしたら、恐らく駅名と診療科をキーワードにするでしょう。そして、一番上に出た病院に通院できるならば、そこに行くでしょう。だから検索順位はできるだけ上に来るように云々。

さて、これを読んだあなたはどう思いますか?なるほど、そうだな、と思う人が多いのだろう、きっと。でも、よく考えてみてほしい。これは全くのデタラメだ。

病院を探すのにWebを検索するのか?というところは百歩譲るとして、あなたは病院を探す際に、検索エンジンで検索しますか?私だったらGoogle Mapで検索する。それのほうが視覚的に良い場所が見つかるからね。さらに言えば、今時は検索エンジンで駅名と診療科をキーワードにしたら、その結果は地図が最初に出てくるはずだ。利用環境によって違いはあるかもしれないが、少なくともChromeでGoogle検索すれば、先に地図、次に場所が示されている病院の名前が表示される。ということは、そもそも検索エンジンで探されない可能性が高いし、検索エンジンを使ったところで、表示順位を一番上にする必要などなく、地図に示されるようになっていれば充分なわけだ。この会社は地図の表示がない検索結果をわざわざ画像にして見せながら説明しているのだから、ミスリードさせる意図があるのでは?と疑いたくなるよね。つまり、悪徳業者に気を付けろ、と言っている業者が詐欺まがいの方法で集客しているのだ。これではいったい、ITについてリテラシーが不足している中小の事業者は何を信じればいいのだろうか?

まあ、これを言ってはお仕舞よ、と言われそうではあるが、リテラシーを付けるしかないのだよ、やっぱり。

2018年2月26日月曜日

米国における都市農業の動向

米国における都市農業の動向
http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/329449/

地元の農産物を利用してB級グルメなどの食品を売り出そう、といったアイデアしかない地域は多いのではないかと推測する。が、産業化していく過程で地元の産物だけではうまくいかず、結局他からいろんなものを取り寄せて作ることになり、「いったい何やってるんだか分からなくなってしまった」なんて声がそこかしこから聞こえてくるようなこないような。

都市部で効率的に農産物が供給できるようになったとしたら、地場の農産物はどうなるのだろうか?いわゆる地産池消しか行き場がなくなるのかな?それはそれで悪くないという印象を受けるが。

国立国会図書館がこのような現地調査のリファレンスを出している、とっいったところも参考情報としては価値があるかなあ、などと思いつつ。

2018年2月23日金曜日

マーケターがセンスでマーケティングをする時代は終った

結論:データを集めろ!!今すぐに。

まあ、冷静に考えれば当然のことですわ、当然、ね。

Japan IT Week関西 2018とメディカルジャパン(同時開催)に参加した。目的はAI関連の業界動向と雰囲気を感じ取るため。AI界隈の展示はここ2年くらいはカオスの様相を呈していて「これの何がAIサービスで、何の価値を提供してるの?」と問いただしてみたくなるようなものもあった。きっとまだ混沌としたものだろうなあ、などと想像していたが、もう落ち着いたようだ。AI利用を強調したサービスはコールセンターなどのBotか「こんなことできますよ」とテクノロジーを見せるものに集約した。あとは業務自動化がAIと同じくくりになっていたためか、RPAが目立った。RPAは海外性の特定のも製品を複数の会社がサービスとして提供しているようだが。
また、今回は展示会よりもAIに関する講演を聞く時間を多くとり、約40分の内容を9本受講した。印象的だったのは~外資が面白く国内がつならない学者が面白く企業がつまらない`ということ。学者の話しなんて小難しくて退屈な印象だろうが、全く逆で、国内大手企業の講演で「あぁ、日本の大企業だなぁ」なんて思いながらウトウトしたのだった。。。

それはさておき、AIの話しはどれも刺激的だった。医療系は、次世代シーケンサーの登場によりゲノムデータが膨大化し、これに今のAIを適用しない手はないだろう、と。無論、課題も山積みのようであるが、ここから数十年かけてかなりの発展が期待できる、という印象を受けた。また、IT関連も衝撃的だった。セールスフォースを見たら、ECを構築したり営業を強化したかったらセールスフォースを使っておけば問題なし、と思わさせられたし、マイクロソフトがAzureで今時のAIをいろいろと無料でお試しさせてくれていることも理解していなかった。本当に時代は急変していて、自分が全くついていけてないことに戦慄をおぼえた。

そんなことを考えていたら、こんな当然のことに全く気付いていなかった自分がさらに恐ろしくなった。今のビッグデータとAIブームの下では、もう勝者は決まっているのである、そう、ビッグデータを持っているところが勝ち、他が負けたのだ。じゃあ、負けた連中はどうするのか?答えは簡単。勝ったもののビッグデータとAIの乗っかるのだ。ECを構築したければセールスフォースのような現状の勝ち組のECサービスを使えばいいし、多様な分析をしたければ、やってくれるサービスを使えばいい。いや、他に手はないだろう。

というわけで、最初に書いた結論である。あいにく現状はビッグデータ&AIの利活用の成果が明確になりだしたばかり。今からデータ取りを始めておけば、他より先行してその利益を得られるかもしれない。いずれ皆が同じようにデータを収集して最適なソリューションを得らるようになるのだから、やるのが早いかどうかの違いだけである。やったところで時は既に遅し、かもしれないが、どうせやるなら早いほうがいいでしょ?特に、地域で小さなビジネスを営む人たちは、まだライバルがAIに手を出していないケースも多いだろうから、直にでもデータ収集を始めることをお勧めする。何をどうとればいいかわからないだろうが、取れるものをできるだけ多くとっておけばいい。映像、画像、音声、温度湿度、明るさ、すぐに出来るものが幾らでもあるのだから。

2018年2月19日月曜日

アイデアコンテストより、、、

地方創生や地域活性化のニュースを追いかけていると、アイデアコンテストを開催して云々、という話題が散見される。話題に事欠かないくらい。googleニュースで’地域活性化 コンテスト’と検索してもらえば、全国津々浦々、コンテストが開催されていことがお分かりいただけるだろう。

で、ここで問いたい。こういったコンテストが実際に取り組まれ、地域活性化の実績として成果を上げたものが一体どれだけあるのだろうか?

アイデアコンテストに対する批判は、探せばWeb上に点在していると思われるが、知名度がある人でこれを明示しているのは木下なんとかという人の著作くらいしか見たことがないように思う。まあ、アイデアなんてあるに越したことはないし、逆に事業者ならば常にアイデアについてアンテナを張っておくくらいが丁度いいのだろう。わざわざ批判するようなものでもないのかもしれない。でも、ちょっと考えてほしい。なんで成果を上げているかどうか定かではないようなアイデアコンテストばかり開催されているのか。これって、世の中の大半の人が、事業はアイデアが良ければ成就するものだ、と考えてるからなんじゃなかろうか??

あなたが野球で、一本足打法で打ったら世界のホームラン王になれますか?振り子打法で打ったらイチローになれますか?彼らには、そういった打法のアイデア以前に持っていたものがあるはずだ。スポーツの世界でよく言われるのは「心技体」だろうか。地域活性化だって、アイデアの前に「心技体」に該当する基本的に必要な力があるんじゃないの?

で、ふとアイデアを思い付いた(笑)。アイデアコンテストのアンチテーゼで、事業に必要な基礎力の工場を競う「基礎力向上コンテスト」みたいなものを開催してみたらどうだろう。。。いや、こうやって地道に基礎を身につけようなんて人は、華々しく表彰されたりチヤホヤされたりすることをあまり好まないだろうから、開催したところで人が集まらないだろうなぁ。

ということで、アイデアなんてこんなもんだ。

2018年2月7日水曜日

道の駅「四万十とおわ」指定管理者交代劇の不可解

先に断っておくが、ブログ主は道の駅「四万十とおわ」とは縁もゆかりもないが、わざわざ聞こうと思えば「噂話し」程度のことは耳に入る、といった立場である。

昨年12月、突如こんなニュースが私の目に飛び込んできた。

道の駅「四万十とおわ」の管理者否決 高知県の四万十町議会(高知新聞)
https://www.kochinews.co.jp/article/146455/

これまで指定管理者として道の駅を運営した「株式会社四万十ドラマ」(以下、四万十ドラマ)が指定管理を継続することを議会から否決された、ということだ。指定管理者とは、簡単に言えば、公共設備を民間業者に運営委託する制度のこと。今回の否決については、選考過程の公平性を欠いていることが理由として挙げられている。

紹介の記事で紹介されている問題点は以下の2点。

  • 審査委員全員が四万十町幹部
  • 応募者(の所属?)ではない人物がプレゼンテーションに同席した

ん?これ、何が問題なのかしら??

町の資産を管理利用させるのだから、審査委員は町の幹部が中心になって当然。外部の人間がいたっていいけど、いなきゃいけない理由なんてないし、外部の人間の意見を聞きたければ別途ヒヤリングでもして選考の参考にすれば十分なわけで。また、応募者以外の人がいた、って、施設内で食事を提供している業者の人なんだから同席することに何の問題があるのかわからない。だいたい、審査委員には外部の人間がいなきゃいけないのに、プレゼンのメンバーには外部の人が居てはいけない、って何がいいたいんだかさっぱり(笑)

新聞記事だけで判断するのは早計だけど、この議会が理性をもって議論が行われているとは到底考えられない。
※ちなみに、2018年2月6日時点では、四万十町のホームページにこの件に関する議会の会議録は掲載されていない。http://www.town.shimanto.lg.jp/gijiroku/?hdnKatugi=130

いずれにしても、再審査→対抗馬に決定、という流れになるんだろうなぁなどと思っていたら、知らぬ間にこんな記事が。

道の駅「四万十とおわ」新管理者に 高知県四万十町議会可決 ドラマ社運営3月まで(高知新聞)
https://www.kochinews.co.jp/article/151760/

ご覧のとおり、選考過程の問題が原因で否決したにも関わらず、再審査することなく議会が数で押し切ってしまった模様。日本は法治国家で民主主義だったような気がするんだけど、気のせいかしら?

まあ、これが地方創生の現実、ということだね。

四万十ドラマについてインターネットでざっと調べてみると、最初にメディアに大きく取り上げられたのは2009年の日経ビジネスの記事あたり。その後、2015年頃から取り上げられることが増え、知名度を上げて現在に至ったのかと。最近では京都の道の駅をプロデュースしたり、社長さんが各所で講演をしたりと幅広くご活躍だったようで。今回の件について幾人かの知人に話しを聞いてみると「必ずしも評判は良くない」「以前から敵は少なからずいた」などという声が最初に発せられることが印書的で、やはり足元を掬われた感じは否めない。中小企業が拡大路線を進むにあたって、既存の事業をないがしろにして失敗していくようなことはパターンであるかのように聞くことがあるが、四万十ドラマも同じパターンにはまってしまったのだろうか。いずれにしても、十年以上ここまでやってきた企業、今後どう出るのか注目である。

2018年2月6日火曜日

ハッキリ言おう、行政はもう「地域活性化」に関わらないほうがいい

ハッキリ言おう、行政はもう「地域活性化」に関わらないほうがいい(現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53736

まあこれも大袈裟なタイトルで目を引き付けるだけで内容がさほどでもない記事でございました。でも、読者からの支持はあるようで。。。

記事の内容は大学進学に関する地域間格差のお話し。「国は非大都市圏の高校生が東京圏の大学に進学するのを阻害する政策を強化している」と威勢よく言っているが、これからは大卒なんて括りの価値が急減していくはずなので、はっきり言ってどうでもいい。

いやあ、本当に激動の時代なのだと思うけど、おじいちゃんたちはそういうことがサッパリ感じとれないようで。

※ってか、このタイトルでこの内容じゃあ、「行政は大学に関わらないほうがいい」って言ってるのか?とか思われちゃわないのだろうか。。。

ハッキリ言おう、行政はもう「地域活性化」に関わらないほうがいい(今井 照)

少子高齢化による人口減少を食い止めるために、国家プロジェクトとして進められている「地方創生」。自治体どうしを競わせ、地方活性化を促進すると言えば聞こえがいいが、地方自治総合研究所の今井照氏は「若年層の貧困化を生み出し、人口減少に拍車をかけた国政の失敗を、自治体に転嫁するもの」と切り捨てる。その弊害は、すでに自治体を苦しめ始めているという。

2018年2月4日日曜日

地銀店舗の貸出可能に

地銀店舗の貸し出し可能に 余った空間、小売店などに(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23909750V21C17A1MM8000/

日経オンライン版の記事で、会員限定なのが残念。

金融緩和により資金を融資に回したい地方銀行、地方に有望の企業が溢れているはずもなく、苦境に立たされているのが現状だろう。

名ばかりの「地方」銀行、25年には86%が赤字の試算も(ブルームバーグ)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-11/ORU6YV6JIJUO01

そんな中、今回のような規制緩和が進められるようだが、銀行に併設されると便利なサービスってどんなものがあるだろうか?特に思いつくものもないが。
少子高齢化、人口減で融資先の増加など見込みるはずもないところで、再編によって土地が余ることも狙ってのことだろう。

と、実際に書いてみたら、大した文の量を書く気にもならなかった。書こうと思ったら調べものしながらいろんなことに触れることになるのだろうけど。。。

2018年2月1日木曜日

「地方創生」成功事例に共通点はあるのか

「「地方創生」成功事例に共通点はあるのか」
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11054(Wedge Infinity)

大層なタイトルが目に入ってきたので見てみたら、某宿泊予約サイトを運営する会社の研究機関へのインタビュー記事だった。そもそもタイトルが大袈裟すぎるでしょ?観光の成功事例に云々ならまだしも、観光だけで地方創生全体を語るようなタイトルつけるな、と。

内容もピンとこない。特別おかしなことを言っているとも思えないが、タイトルから期待するものと違うというか、論点がずれているというか、とにかく何も入ってこない。これではインタビューを受ける側も気の毒だ、などと余計なことを考えてしまう。

そもそもを言ってしまうと、成功事例を真似してうまくいくのであれば、みんなゆるキャラとB級グルメやってりゃいいじゃん、ってことにならない?成功事例が参考にならないとは言わないけど、共通点を見いだす作業なんて後付けでしかないし、環境が違うところで成功事例を真似してみたところで上手くいくかどうかわからないんだから、もっと別のことに時間を使ったほうが有意義じゃないかな?

真面目に事業をするみなさんは、成功事例の共通点なんぞに振り回されず、足元を見て地道にがんばってね。って、没にしなくてもよかったかもしれない。。。

2018年1月24日水曜日

燕三条ものづくりメッセ

燕三条ものづくりメッセ閉幕 1万人の大台突破kenoh.com
http://www.kenoh.com/2017/10/27_messe.html

地場産業の雄といっても過言ではない新潟県燕三条の金物。その地元で2017年10月に催された「燕三条ものづくりメッセ」の来場者数が一万人を突破する大盛況とのこと。2014年の第一回から順調に入場者数が増加しているようである。

燕三条は戦後地場産業の歴史を代表するもので、地場産業研究においては知らぬものはない。しかし、そういう認識で見ている人がどれくらいいるだろうか。

燕三条のような事例から全国の地域が学ぶことは少なからずあるだろうが、どうしても徳島県上勝町や島根県海士町のような、短期間で派手な結果を出したものに世間の注目は集まる。せっかくの情報過多時代なのだから、長期にわたる地道な研究が手軽に閲覧できるような環境が出来てほしい。既にあるもかもしれないが。

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