地方創生や地域活性化のニュースを追いかけていると、アイデアコンテストを開催して云々、という話題が散見される。話題に事欠かないくらい。googleニュースで’地域活性化 コンテスト’と検索してもらえば、全国津々浦々、コンテストが開催されていことがお分かりいただけるだろう。
で、ここで問いたい。こういったコンテストが実際に取り組まれ、地域活性化の実績として成果を上げたものが一体どれだけあるのだろうか?
アイデアコンテストに対する批判は、探せばWeb上に点在していると思われるが、知名度がある人でこれを明示しているのは木下なんとかという人の著作くらいしか見たことがないように思う。まあ、アイデアなんてあるに越したことはないし、逆に事業者ならば常にアイデアについてアンテナを張っておくくらいが丁度いいのだろう。わざわざ批判するようなものでもないのかもしれない。でも、ちょっと考えてほしい。なんで成果を上げているかどうか定かではないようなアイデアコンテストばかり開催されているのか。これって、世の中の大半の人が、事業はアイデアが良ければ成就するものだ、と考えてるからなんじゃなかろうか??
あなたが野球で、一本足打法
で打ったら世界のホームラン王になれますか?振り子打法
で打ったらイチローになれますか?彼らには、そういった打法のアイデア以前に持っていたものがあるはずだ。スポーツの世界でよく言われるのは「心技体」
だろうか。地域活性化だって、アイデアの前に「心技体」
に該当する基本的に必要な力があるんじゃないの?
で、ふとアイデアを思い付いた(笑)。アイデアコンテストのアンチテーゼで、事業に必要な基礎力の工場を競う「基礎力向上コンテスト」
みたいなものを開催してみたらどうだろう。。。いや、こうやって地道に基礎を身につけようなんて人は、華々しく表彰されたりチヤホヤされたりすることをあまり好まないだろうから、開催したところで人が集まらないだろうなぁ。
ということで、アイデアなんてこんなもんだ。
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