2018年2月23日金曜日

マーケターがセンスでマーケティングをする時代は終った

結論:データを集めろ!!今すぐに。

まあ、冷静に考えれば当然のことですわ、当然、ね。

Japan IT Week関西 2018とメディカルジャパン(同時開催)に参加した。目的はAI関連の業界動向と雰囲気を感じ取るため。AI界隈の展示はここ2年くらいはカオスの様相を呈していて「これの何がAIサービスで、何の価値を提供してるの?」と問いただしてみたくなるようなものもあった。きっとまだ混沌としたものだろうなあ、などと想像していたが、もう落ち着いたようだ。AI利用を強調したサービスはコールセンターなどのBotか「こんなことできますよ」とテクノロジーを見せるものに集約した。あとは業務自動化がAIと同じくくりになっていたためか、RPAが目立った。RPAは海外性の特定のも製品を複数の会社がサービスとして提供しているようだが。
また、今回は展示会よりもAIに関する講演を聞く時間を多くとり、約40分の内容を9本受講した。印象的だったのは~外資が面白く国内がつならない学者が面白く企業がつまらない`ということ。学者の話しなんて小難しくて退屈な印象だろうが、全く逆で、国内大手企業の講演で「あぁ、日本の大企業だなぁ」なんて思いながらウトウトしたのだった。。。

それはさておき、AIの話しはどれも刺激的だった。医療系は、次世代シーケンサーの登場によりゲノムデータが膨大化し、これに今のAIを適用しない手はないだろう、と。無論、課題も山積みのようであるが、ここから数十年かけてかなりの発展が期待できる、という印象を受けた。また、IT関連も衝撃的だった。セールスフォースを見たら、ECを構築したり営業を強化したかったらセールスフォースを使っておけば問題なし、と思わさせられたし、マイクロソフトがAzureで今時のAIをいろいろと無料でお試しさせてくれていることも理解していなかった。本当に時代は急変していて、自分が全くついていけてないことに戦慄をおぼえた。

そんなことを考えていたら、こんな当然のことに全く気付いていなかった自分がさらに恐ろしくなった。今のビッグデータとAIブームの下では、もう勝者は決まっているのである、そう、ビッグデータを持っているところが勝ち、他が負けたのだ。じゃあ、負けた連中はどうするのか?答えは簡単。勝ったもののビッグデータとAIの乗っかるのだ。ECを構築したければセールスフォースのような現状の勝ち組のECサービスを使えばいいし、多様な分析をしたければ、やってくれるサービスを使えばいい。いや、他に手はないだろう。

というわけで、最初に書いた結論である。あいにく現状はビッグデータ&AIの利活用の成果が明確になりだしたばかり。今からデータ取りを始めておけば、他より先行してその利益を得られるかもしれない。いずれ皆が同じようにデータを収集して最適なソリューションを得らるようになるのだから、やるのが早いかどうかの違いだけである。やったところで時は既に遅し、かもしれないが、どうせやるなら早いほうがいいでしょ?特に、地域で小さなビジネスを営む人たちは、まだライバルがAIに手を出していないケースも多いだろうから、直にでもデータ収集を始めることをお勧めする。何をどうとればいいかわからないだろうが、取れるものをできるだけ多くとっておけばいい。映像、画像、音声、温度湿度、明るさ、すぐに出来るものが幾らでもあるのだから。

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